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顎関節症とは、食べ物を噛むときに使う咀嚼筋(そしゃくきん)の痛み、口を開閉したときの顎関節の雑音、口を開きにくいなどの症状が現れる病気です。問診や顎の動きを調べる検査、レントゲン検査などを行ったうえで診断します。
顎関節症になると口を開けられなくなることもあり、食事や会話に支障をきたす場合があります。最初は顎関節の違和感や軽い痛みだったところ、次第に症状が強くなるケースもあるため、できるだけ早く医療機関を受診することが大切です。
顎関節症の原因は1つではありません。次の要因が重なることで発症すると考えられています。
顎関節の症状が現れている方は、上記のような要因がないか確認してみてください。当院では、患者様の習慣を確認したうえで、顎関節症の要因を取り除くためにアドバイスしております。
顎関節になると、噛み合わせのバランスが崩れることで、肩こりや頭痛、腰痛、こめかみの痛みなど、さまざまな症状が現れる恐れがあります。また、目の奥の痛みや違和感、耳鳴り、めまいなどが現れるケースも少なくありません。噛むときに使う筋肉は、目や耳、肩や首などと深く関係しているため、顎関節を放置すると周りの部位にまで影響が現れます。
全身に不調が起こることでストレスが大きくなり、顎関節が悪化するという悪循環に陥る可能性もあるため、できるだけ早く医療機関を受診することが大切といえるでしょう。
顎関節症の治療の基本は、「今起きている炎症を鎮める」と「顎関節への負担を抑える」の2つです。抗炎症薬で顎関節やその周辺の筋肉の炎症を鎮めたうえで、再び炎症が起きることを防ぐために、顎関節症の要因を取り除きます。
当院では、顎関節への負担を軽減するためのスプリント療法を導入しております。スプリント療法とは、オーダーメイドのマウスピースを装着して、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりによる顎関節への負担を軽減する治療法です。
日中は装着しないため、日常生活に支障をきたす心配はありません。当院では、マウスピースに効果があるかどうかを確認するために、患者様のご希望次第では医科の医師とも連携しております。
顎関節症の治療期間は症状の程度で異なります。1ヶ月程度で終了することもあれば、1年以上かかることもあります。症状が重症化すると、治療期間が長引くことにつながりますのでできるだけ早めに治療を開始しましょう。気になる症状がある方は、まずは当院にお気軽にご相談ください。顎関節症の診断後に、治療期間の目安をお伝えいたします。